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宝塚歌劇団の公演再開は早すぎるの声!暴挙か英断か強行開催の理由とは?

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2月29日から公演を中止していた宝塚歌劇団が3月9日に公演を再開しました。

ちまたではあらゆるスポーツや文化活動が中止や延期されている中、この宝塚の強行開催は「早すぎる」のではないか「あまりに無責任」とネットやテレビのニュースで話題となっています。

一方熱狂的な宝塚ファンの中には「英断」「ありがとう!」など開催を歓迎する声も上がっています。

実はこの強行開催、大人の事情があるようで強行開催した理由を探ってみました。

3月9日に再開された宝塚歌劇団公演の様子

・劇場前にはたくさんのカメラや報道陣がいて物々しい雰囲気。
・キャトルレーヴ(グッズ売り場)や飲食店は閉店。
・スタッフの数がいつもの3倍くらいいる。
・入口で係員が入場者の手に消毒液を噴射。
・サーモグラフィーの設置。37.5度以上の来場者には入場禁止。
・マスクを持ってない人にマスクを配る女性も。
・トイレだけでなく客席などでも除菌ジェルなどで気を付ける人数。
・阪急電車が窓を開けて走行というツイッターも。
・規制退場。

公演に行ったファンの中から感染者が出ると宝塚に批判が集中する、とうことで何が何でも感染を防止するという強い意志のもと駆け付けたファンが多かったようだ。

宝塚歌劇が強行再開した理由とは?

3月9日に開催された演目は以下の通り

宝塚歌劇団星組
幻想歌舞録『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』
show Stars『Ray -星の光線-』

この演目は2月7日~3月9日まで開催予定だったのが2月29日から中止となっていました。

つまり3月9日はこの公演の千秋楽だったわけです。
さらにこの公演、礼真琴、舞空瞳の星組新トップコンビによる本拠地お披露目公演の千秋楽で、専科スターの華形ひかるの退団公演でもあるのです。

宝塚ファンでない人間にはあまり理解できないが宝塚ファンにとって退団公演というのは特別なもののようです。

宝塚歌劇団,再開

宝塚歌劇団のタカラジェンヌさんは、全て未婚の女性達です。

まだ20代〜40代の女性達がほとんどです。

そんな女性達が少女の頃から宝塚が大好きで、宝塚を目指し、青春時代の全てを宝塚の中で懸命に時間を過ごした女性たち。
そんな女性達がこれから大好きだった宝塚を去り、
新しい人生を歩んでいかなければいけません。

ある意味すごい決断と勇気も必要だと思います。

そんな決断と勇気を、たくさんのファンや同期や組子が応援しているのがわかるこの退団に行われる儀式。

千秋楽のこの退団のセレモニーをみる度に、寂しい気持ちと、今まで楽しませてくれた感謝の気持ちとそして何より、これからの新しい人生を応援したいという気持ちが溢れます。

そして、そんな思いを感じていつもいつも心がほんわか温かい気持ちになるのです。

愛がたくさん詰まったこの千秋楽。

まだ観劇したことがない・・・という方は、ぜひ、一度、観劇されることをお勧めします

zuka-noteより

 

かつてはこんなこともありました。
阪神大震災が起きた1995年1月、安寿ミラは退団公演の真っ最中でした。
宝塚大劇場は大きな被害を受け公演は当然中止となりましたがなんと歌手の細川たかしが3月に行う大阪の劇場飛天(現梅田芸術劇場)の一か月公演を半分譲ってもらったそうなのです。

さらに、同時期に別の組のトップだった一路真輝天海祐希らが「自分たちの公演日程を減らしてもヤンさん(安寿)に」と劇団に直訴したり全国のファンからは自発的に署名活動が起こったりで、震災から約4カ月後の5月4、5の両日、念願の宝塚大劇場で「サヨナラショー」を実現させました。

3月9日は宝塚歌劇団やファンにとってどうしても開催しなければいけない日だったのです。

強行再開した宝塚歌劇団に対してのネットでの反応

まとめ

 

宝塚の事情はわかりましたが宝塚歌劇団のファンだけが愛を持って公演に出かけているわけではないので他の中止や延期になっているアーティストなどのファンからすると納得のいかないのも理解できます。

でも誰かがいつかどこかで再開させなければいけないですよね。
この宝塚歌劇団の判断は賛否どちらの意見も正しいと思います。
宝塚歌劇団は批判をすべて背負うつもりで開催したのでしょう。

3月10日には東京宝塚劇場でも雪組公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」が再開されます。3月13日には宝塚大劇場で、花組トップスター、柚香光(ゆずか・れい)の本拠地お披露目公演「はいからさんが通る」の初日を迎えます。

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